手術せずに裸眼を実現する「ナイトレンズ」

「ナイトレンズ」または「オルソケラトロジー」という言葉をご存知ですか? 日中裸眼で過ごしたいけれど、レーシック手術には抵抗がある…。そんな方の選択肢の1つとなるのが、ナイトレンズ(=オルソケラトロジー)治療です。
 ナイトレンズ治療は、寝ている間に特殊な形状のハードコンタクトレンズを装用することで、角膜の形状が矯正され、日中裸眼で過ごすことができるという視力矯正法です。水泳、野球、サッカー、柔道など、メガネやコンタクトレンズでは制約が多い、または危険が伴うようなスポーツをされる方たちや、昼間ドライアイなどでコンタクトレンズが辛い方々にレーシックとともに有効な矯正方法として普及してきています。
 2014年末現在、日本では4社のオルソケラトロジーレンズが厚生労働省の認可を得ており、そのうちの3社の製品が販売されていますが、その中で日本製のレンズ(ブレスオーコレクト®)が、日本人の角膜形状に合わせて設計されており、東レの高品質な素材により、弾力性と酸素透過性に優れていることから、日本国内での普及が急速に広がっています。酸素透過性は、就寝時の角膜により優しく、弾力性は割れるリスクを軽減し、洗浄がしやすく扱いやすいことが利点です。現在、全国のおよそ350施設の眼科で導入されています。
 ナイトレンズは、装用を中止すれば角膜の形状は元に戻ります。軽度から中等度の近視、軽度の乱視が適応となり、その効果や安全性が確認されていますが、レーシックと同様に、眼科専門医による適応を守った正しい治療を受けていただくことが重要です。また、レンズの消毒など、毎日の使用方法を守ることや、眼科での定期検査も目の健康を守る大切な要素です。
 大切な目に直接装用する医療機器ですので、信頼できる眼科でしっかりと検査を受け、治療の特性について説明を十分に受けて、患者様も治療について十分に理解をされてから治療することで、安全で効果的な治療が実現します。

そのレーシック、本当に大丈夫?

関連記事

最新記事